有限
アデライン、100年目の恋を見ました。
引越しの都合で、Amazonプライムに入った(あんなに抵抗してた割に入った)ため、せっかくなのでプライムビデオを見ている…。
事故によって、見た目が変化しなくなってしまったアデラインの話。
原題は、"The Age of Adaline"。
不老不死は人類のテーマですが(たぶん)、一人だけ不老でもちっとも嬉しくないということがわかりました。雑な感想。
アデライン(ブレイク・ライブリー)はとても美しく、どのシーンもどの表情も絵になる人でした。
絵は美の具現化だけど、絵は基本的には年を取らない。実際には 絵の具の劣化とかがあって、変質はするけど、人間よりもはるかに長く生きる。
年を取らないものを愛するって、どうなんだろうなあ。
惚れ抜いた絵画を自分の棺に入れてほしいと言った人が非難されていた、というのを聞いたことがあるけど、絵画はみんなの元だという点をおいとくと、「同じ墓に入りたい」的な欲求は古今東西 存在するのかなあ。と思うなどした。
「同じ墓に入りたい」と「君なしで生きる人生など想像できない」は似てるようで全然違うとも言えるけども。
死に方を気にする人と、生き方を気にする人、みたいな。生き様は死んだ時の風評に大きく影響を与えるし、終わりよければ全て良しの考え方から 幸せに寿命を迎えられたらいい人生だった、みたいな相互に影響し合うけど、ちょっと違うみたいな……伝われ〜〜〜。
手元で使える美術品として、化粧品を購入して愛でてる習慣があるんですけど、トムフォードビューティの商品パッケージは本当に美しい。
マホガニー調っていうの?よくわかんないけどさー。
重厚感、高級感はあるけど、クラシカルではなくて、でも王道をいくラグジュアリーさ。なんなんですかね。
あとはヴィクトリアベッカムビューティのアイシャドウパレットも愛でたいけど、なかなか購入ルートの選定にふんぎれず…。
あーこの人こういう系好きなんだ〜というのがよくわかるセレクト。
めっちゃ脱線したけど、アデラインのキャラ造形自体もよかった。タイムレスな魅力というか。
Brainy is the new sexy.とはよく言ったものだがーー言ったのはBBCアイリーンアドラーだけだけどーー聡明さは、歳が何歳であれ、人を惹きつける力があるなあ。
観た後に「はぁー、人生もうちょっと慈しんでいこう…」という気持ちになるという点で、『メッセージ("Arrival")』と同じカテゴリ。
メッセージも良かったなあ…。
アデライン、ラブストーリーだからって敬遠してたけど、見てよかったなあ〜。