冬はつとめて

人生は勢い。ここはわたしの箱庭。

なんでもない日、おめでとう

2月某日、郵便局に行った。

郵便局は平日の夕方までというなかなかのハードルの高さ。郵便局が悪いと言いたいわけでは全くなく、わたしに休みをくれないわたしの職場が悪い。

 

半年以内にとればいい手続きなので、こんど有給が取れた日まで溜めとくか、と思ったものの、在宅勤務ということを活かし、昼休み中にチャリンコに乗って郵便局へ。

帰り道には、松屋に寄って牛丼をテイクアウトしてかきこんだ。

自分以外にテイクアウトのお客さんがおらず、THE 所在なげ に待っていた。邪魔なところで携帯つつくのもアレだし、かと言って店員さん眺めるのも急かしてる感じ出るし。受け渡し口の近くで待ったり、店外に出たり、トイレの前のベンチで佇んだり、「これどこで待ってるのが正解なんだろう」と思案しているうちに番号が呼ばれた。

 

なかなか忙しい昼休みだった。

ほとんど電話も鳴らず静かな環境の中、自分のペースで仕事ができるので、昼休みにこういうタイムアタック的なことをすると、たまには刺激があっていいなあと思う。定年退職して再雇用されたらこんな心境になるのかしら。

ご飯が唯一の楽しみって、なんだかなあ。でも食べることが楽しいことはいいことか…。孤独のグルメごっこできるようにならないとな。

 

チャリンコに乗って家・郵便局・松屋 の3点を移動しただけ。ただそれだけだけど、普段通らない道を通ることで感慨深くなったりした。知らない道だと「こんな木生えてるんだー」とか、今日あったかいなあー、とか、川のせせらぎとか聞こえてくる気がする。地面はアスファルトだけど、木の根っこに沿って割れてたり、さらにそこから草が生えてたりすると逞しさを感じて好ましいな。

 

まあ帰ってくしゃみが止まらなくなったから、自然の豊かさに心動いた瞬間とか遠くの彼方に飛んでいってしまったけど。

 

日陰は寒いな。