冬はつとめて

人生は勢い。ここはわたしの箱庭。

上を向いて歩こう

最寄駅の手前で降りて余分に歩いて帰った。

細い人工的な川があって、両側に桜が植わってる。桜並木のために歩いて帰った。

桜を見上げた。なんか絨毯みたいだなあと思った。自分が今歩いているアスファルト敷きの地面を見ると、白い小石が混ぜてある(アスファルトじゃないのかも)から、桜の花びらが敷き詰められてるみたいだった。上も下も歩けそうだった。

歩いてるとき見かけた人たちは、みんな手に携帯電話を持って上方を見ながらあっちへ行ったりこっちへ行ったりしていた。みんな自分のベストショットを撮るために創意工夫を凝らしてるんだなあと感心した。

桜は「おー咲いてるなあー」とか「この季節しか見られないから拝んどこ」とか思って結構しげしげと見てしまうんだけど、あんまり好きなわけではない(と思う)。見ながら、ドラマ版ハンニバルに桜って出てきたっけ〜とぼんやり考えた。ハンニバルの芸術性は圧倒的ですね、なんでそういう方向性に秀でちゃったかなとは思うものの。

桜、花のついた枝だけ挿してあったら多分好きだと思うんだよなーと思う。そうすると、小さい花が大量に咲いてるからあんまり好きじゃないのかなあ。あじさいもそんなに好きじゃないもんな。でもモクレンは好きだなあ。

自分の好みってわかんないなあ。

とりあえず今週も生き延びた、はなまるをあげよう。