冬はつとめて

人生は勢い。ここはわたしの箱庭。

変化

携帯を変えた。

2年で携帯変えると、残存価額分払わなくてよいというプログラムらしい。まあようわからんから店員さんの言う通りに「はいはいはいはい」言ってたらこうなった。それが2年前。

完全に2年経つと自動で更新しますからね!残額払ってもらいますからね!という律儀なご案内メールが来て、「まー、今までプログラム利用料をはらっとったわけだから、そんなら変えとくかー」といそいそと機種変してきた。

 

11proから、12miniへ。小さい(なんならSEより薄いか)のに、画面がフチぎりぎりまであるから、大きく感じる。画面比とか、上のスピーカーを避けて画面を用意しているらへんとか、現行モデルらしくって、「小さいから前のと変わりばえしないなー」というガッカリ感もない。

 

またよくわからんプログラムの説明を聞き、もうめんどいから「理解しました」という言質だけ与えて、ようやくiPhoneが出てきた。降臨。

アクリル板越しにパッケージを見つめていると、フィルムを無造作に開けられ、なんのためらいもなくパカっと開封し、傷がないかご確認ください。と差し出された。いちおう検めて返すと「初期設定だけしますね」と。

世界各国のこんにちはを見るのが楽しいのに…。

店員さんはカスタマーの時間を割かせちゃいけない!という強い使命感を持っていて(すごく素晴らしいこと)、サクサク設定をしていく。ぐんねぐねのタッチペンを器用に使って。

たぶん店員さんは HelloもHola!も一日に何度も見てて、こいつ時候に合わせた挨拶もできねえのかよ、とか思ってるんだろうな。

ていうかそもそも、開封の儀をしたい奴はショップに来ずに郵送とかで買えよって思ってるんだろうな。そらそうだ。ぐうの音も出ない。

 

なんらかの有料オプション誘導時に、「どっちが本物のサイトだと思いますか?」とクイズを出された。URLを確認して、本物を指さしたら「あっ、すごいですね」と言われた。

正解できたから有料オプションは断った。ドキドキした。イェスマンにはハードルが高いぜ。

 

隣のブースに来たカスタマーは、クレームをつけていた。

結果、その人の要求が通っていた。すげえ。

隣でクレームをつけてる人がいると、ことさら明るくふるまってしまう。

その人がキレ始めてから、店員さんに「はい、ありがとうございます!」という回数が爆発的に増えた。

店内のbgmはJ-popトップチャートに設定されているらしく、YOASOBIが流れたと思っていたら、「うっせぇわ」が流れ始めた。

ちょうどクレームつけてるときにその曲が流れ始めて、「・・・ドッキリ?何かを、試されている?」と思った。

 

この話をしたら、姪っ子に遮られて、「ちゃんと自分の説明のお話は聞いてた?!」と怒られた。

鋭いな、授業参観時に授業を聞かないタイプの子だったよ。