キロク
最近 映画全然見てないじゃん…と気づき、観たいリストに入れていた作品をとりあえず一本見た。
スキャンダル(2019)
原題はbombshell。原題だいじ。
なんとなく、それぞれ立場の全然違う思想も相異なる3人の女性が、女性というだけで共闘して加害行為を告発していく…みたいなものを想定していまして。勝手に。
エレベーターとかで一緒にはなるんだけど、別に会話して勇気を与えられ…とかではなく。
団結しにくい状況に置かれ「告発することの難しさ」や孤独さがピリピリ続くので、みんなで戦おー!えいえいおー!って雰囲気には絶対にならないんですけど。
カメラが表情に迫ったり揺れたりするから、ドキュメンタリー系の作り方なのかな…?と思った、全然詳しくないから知らんけど。再現ドラマではあるけど。
小さい画面で見たけど、小さい画面向きの絵作りな感じがしました。これテレビで見た方がよいと思う…、いつもFOX見てる人のテレビでこれ流したら脳がバグりそう。
淡々と描いていくことで与えられる居心地の悪さもあれば、淡々と描かれることで逃れられる居心地の悪さもあるのよ…。
全体の印象としては、テンポがいいからか淡々としてると思ったけど、めちゃくちゃ細かいので…。衣装の描写のときには、ハイヒールを履く足に絆創膏(絆創膏だったか傷だったか)とか。小さいところに「あっ…」てなって、ぐりぐりぐりぐりずっとしんどい。
なぜ日曜の午後にこんなしんどエピソードを見てしまったのかはわかりませんが。
マーゴットロビーがね、いつもキラキラしてるんだけどね、もうあの電話のシーンよ…。
最後の、被害者へ支払われた賠償金と加害者に支払われた退職金の対照が一番ズサァと心に刺さり。
なんかもう、「この世は地獄だけどそれでも希望はあるよ☆」的な勇気は得られず、そこらへんは下手に感動ドラマ仕立てになってなくて好感が持てるんですけど、まあしんどかった。地道な戦いすぎる。こんな現実知りたくなかった集。
アメリカ、自分の机に写真とか置いたりしてて、飾る写真を気にしないでいいならああいうパーソナライズされた場を社内に持てるのはいいなぁと思いましたまる
あとスナックの自販機。