冬はつとめて

人生は勢い。ここはわたしの箱庭。

中休み

美術館に行った。

都美術館、前何で行ったっけ?と考えてたけど、バベル展だ。

上野はいい。公園、いい。庭園いいなあと思ったけど、公園もいいね。植物がいいんかな。なんだろね。

 

鳩にビビったりした。

お散歩中の柴犬が猛烈に鳩を追いかけ回していた。ものすごく鼻息荒く、大興奮して追いかけていた。

飼い主の「追いつかないから!」という必死の説得も届かず、飼い主さんはリードを持ったままものすごく走らされていた。息上がってた。

少し経って、小さなお子さんが木の枝(まあまあ太い)を持って鳩を追いかけ回してた。普通に怖かった。

 

そういえば、不用意にマフラーをカバンから引っ張り出して、一緒に歩いてた子をビビらせた。

ビビらせた後(🧣)に、ビビった(🕊)。

その子には 以前もビビらせた(ダメージを与えた)ので前科二犯です。矯正されないねえー。

 

 

美術館は、なかなか混んでいた。

なかなか混んでいたので、そこそこ見た。

この目で実物を見たぞ!と言える程度に見ました。

見れてよかったです。

ゴッホ展はチケット買えなかったので、今回は気合入れてチケット発売日に買ったけど、まあまあ混んでたので拍子抜けしてしまった。むずかしいね。

2000円超の企画展入館料はあんまりないので、「やっぱり人数減らしちゃってるもんなー!空いてるとこで見られるなら倍の金額になってもおかしくないのに良心的だなー!」と納得していたので びっくりした。

でも、空いてるのに慣れちゃったからそう感じるだけで、たぶん平時より断然 入場者少ないんだろうな〜。コロナ前に見たクリムト展もフェルメール展もほっとんど見られなかったもんな〜。なかなか難しい問題ですね

 

 

今回の目玉はフェルメールの『窓辺で手紙を読む女』。折られたリーフレットを開くと壁面に天使が現れるという凝った作りの広告を出してた。

修復の様子の映像も流してておもしろかった。

ロマンがあるよねー。


しかし、なぜあの額縁が選ばれたのだろうか。

絵の一番上にはカーテンレールがあって、右側にはカーテンがなびく。それで奥行きを感じさせる、トロンプルイユの技法。

今回の額縁は、カーテンレールにかかるほどの幅の太い額縁で、全部が見られない。

そうやって絵画の一部を隠すのも、キューピッドが塗りつぶされたのと同じなのでは…。どういう意図があるのか知りませんが…。

 


他に、「お風呂の蓋に使われていました」という絵があって、それは 丸く穴を開けた額縁だった(なんて言えばいいかわからん)。

もともと丸い絵だから カーブを合わせて額縁を作ったのか。

もともと丸い絵だったのだろうか?

手紙を読む女は、修復前のレプリカで全体像がわかるけど、通常の絵画は、額縁がかかった状態で見えるものを全てだと思ってしまうので…。のりしろみたいに、額縁用に余白あけてたりするのかな?

 


トロンプルイユの代表作(と勝手にわたしが思っている)の、羽ペンと手紙を赤いリボンで留めてある絵は、額縁がないほうが「本物」と見間違うのではないかと思った。それか額縁も同じ色合いの木とか。

額縁の存在感、要る?

机と同じ色にしとけばよくない?だめ?

うやうやしく見るもんなのか?と思ってしまう。むず。


そういえば額縁、Rっぽいアルファベットが入ったものが多かったけど、あれはなんだろう?

ドレスデン王立なんちゃら美術館だと思い込んでたから「Royalかな?」と思ったりもしたけど、よくよく考えたら国立じゃん。王様いないじゃん。じゃあRは見間違いかなあ〜。

 

 

額縁に文句を言ったものの、手紙を読む女は、色鮮やかだなーと思った。「明るさ」を何段階もあげたように、白く!明るく!輝く!って感じだった。

フェルメールの絵は、曇っていて、真珠の耳飾りの女も(実物は見たことないけど) ヒビ割れていて、フェルメールブルーというけど そこまで青 すきっとした色か?とかちょっと思ってました。

当時は、私が今日見たみたいに、明るくて、ぱぁーーっとして綺麗だったんだろうな〜〜と思いました。

 

 

先日、紅白梅図屏風を見たとき、「真ん中の渦巻き模様を入れた川は、なんかがなんかと反応して今の色になっている」と読んだ。元々は白っぽかったっぽくて、白と黒のコントラストバッキバキだったっぽい。今は金色っぽくなって地の金箔と馴染んでる感じがあるけど。


美術館に行って絵を見て、何百年前の絵がこうやって見られてすごいなーと思うけど、

もちろん経年変化があって、全く同じではないんだよなー と思いました。今更な感想。

 

 


あとね、ピクミンの苗 判定 めっちゃきびしい。