冬はつとめて

人生は勢い。ここはわたしの箱庭。

本を読んだ話から脱線

「ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言」 長谷川 和夫[ノンフィクション] - KADOKAWA

 

久しぶりに本を読んだ。

遺品整理というやつをしていたら出てきた本。

読みたかったやつなんだけど、なんでこれ買ったんだろう?と思ったりする。

ちなみに、生前整理という本も発掘された。読んで、実践までしていただきたかったところ。

 

本は全て売るので、出張買取の日までに読まなければならず、急いで読んだ。

やわらかく書いてあって、かつ 主張したいことがかなりはっきりしているので かなり読みやすかった。

認知症の症状は様々で、人によっても、時間によっても 異なること。認知症と診断されたことで人が変わるわけではなく、連続した事象の一つに過ぎないこと。その人を中心に据えたケアを行うこと、決して尊厳を損ねないこと。

読む前は、デイケアなどに行ったらくそつまんなかったとかそういう話かと思っていた(勝手な想像を進めていた)けど、読むと全然違って、恨み言とか後悔はほとんどなく、信仰心が篤い人なんだということが滲み出ている文章。

 

認知症自体の学術的な話もあったし、介護制度などの社会的制度構築の話もあったけど、そんなことより、穏やかに美しい説教を読んでるようだった。

人生の話として読むととてもいい本。

 

一方で、周りの人に恵まれている(理解や、時間的余裕など)ことが 健やかに過ごせる前提条件なんではないかと思えてしまう話が多く、その条件は前提にも関わらずとても高いハードルなのでは?と思うと、一体どうしたらいいんですか?と思ってしまう。

認知症の対応は難しいので寝たきりの人の対応が先に打ち出された、という内容の話も出てくるけど、パーソンセンタードケアを少子高齢社会でつつがなく実行するにはどうしたらいいんでしょうか と途方に暮れてしまう。

世の中難しいね。

そういえば、親戚の子の教科書を見ていたら「少子高齢社会」と書いてあった。「化」ではないのだな、と思った。もはや戦後ではない、ならぬ…。

 

昨日より今日、今日より明日、毎日ちょっとずつよりよいことをしていけば、よりよい生を送れるんだ!ベストじゃなくて、ベターを積み重ねていくことが大事なんだ!だから地道に頑張ろう!

と、思っていた時もあったけど、もうそんなん知らんからスプラトゥーンやって寝よーっと。

昨日は寝られなかったから今日は寝られる。はず。

今日はとっても楽しかったね〜、明日はもーっと楽しくなるよね、ハム太郎 を思い出す。

ロコちゃんに感銘を受けていたのは遠い日のこととなってしまった…。

 

 

 

ここまで書いて公開してから、日課(時課?!)のTwitterを開いていたら、このNoteの記事がリツイートされていた。

鬱と育児が大変だった9月の話①〜ほぼ鬱の話〜|たまのきゅうか|note

(公開されてるやつだからリンクを貼ってもいいと思っている)

感想を述べるのは難しいけど また読みたい。

また読みたい、と思ったらへんで、やっぱりまた調子が悪いのか?と思い至ったりする。そわそわ。

ま、いっか。歯磨きがんばってして、スプラトゥーンやって寝ましょうね。